キャリアコンサルタント養成講座を修了し、ほっとする間もなく国家試験が目前に迫ります。
「試験、うまくいくかな…」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。特に、実技試験のロールプレイに対して不安を抱いている人は少なくないでしょう。
実は、私も同じ不安を抱えていました。しかし、大丈夫です!
国家試験に挑むということは、すでに養成講座を修了しているわけですから、自信を持って臨んでください。
実践経験がなくても合格できる!
私は会社の人事担当でも、大学のキャリアセンターに勤務しているわけでもなく、日常的に実践の場があったわけではありません。それにもかかわらず、ほとんど試験対策を行わずに、一発で国家試験に合格することができました。しかも、対策講座やロールプレイ会などにも全く参加していません。
その理由は、単純に時間がなかったこと、そして対策講座に費用がかかることを避けたかったからです。それでも、学科試験も実技試験も独学で合格できたので、皆さんも十分に合格できるはずです!
3ヶ月で独学合格!私の勉強法
私がキャリアコンサルタント養成講座を修了したのは11月25日で、国家試験は翌年3月5日でした。約3ヶ月の間にどのように独学で勉強したか、その体験談をシェアします。
試験対策(学科)
キャリアコンサルタント国家試験には、以下の3種類の試験があります。
- 学科試験
- 実技論述試験
- 実技面接試験
学科試験の勉強法
学科試験のために、まず1冊のテキストを購入しました。
このテキストを3周ほど徹底的に読み込み、養成講座で使ったテキストも見直しました。その後、過去問を2年分解いて、試験範囲を確認しました。この方法で、おおよそ7割程度の点数を取ることができました。
学科試験の多くは暗記問題ですので、反復して問題集を解くことが重要です。知識をただ暗記するのではなく、理論同士を結びつけて理解することが大切です。例えば、私は「社会認知的キャリア理論(SCCT)」が好きで、これを軸に知識を整理しました。
白書の対策
白書の問題に関しては、範囲が膨大なので、YouTubeで関連する動画を流し聞きして、ざっくりと理解しました。あまり深掘りはせず、社会の現状を把握する程度にとどめました。
学科試験のコツ
学科試験の問題には「これは絶対に違う」という選択肢も多いので、そこまで時間をかける必要はなかったと感じました。とはいえ、専門実践教育訓練給付金の対象となる試験でもあったため、一定のプレッシャーは感じていました。
試験対策(実技)
実技論述試験
実技論述試験は、実際の面談をシミュレーションする内容です。私は実技面接をイメージしながら勉強しました。購入したテキストはこちら
使用した教材は、養成講座で使った逐語録やYouTubeのロールプレイ動画です。動画を見ながら、自分ならどう対応するかをイメージしつつ、クライアントの話をどう受け止めるかを考えました。
実技面接のポイント
実技面接では、以下の点を意識しました。
- クライアントの言葉を繰り返す:自分のペースで話すのではなく、クライアントの言葉をしっかり聞き、繰り返すことを意識しました。
- クライアントの表情や感情を読み取る:クライアントの気持ちに寄り添い、適切なタイミングで間を取りながら話すことが大事です。
- 理解して言い換える:クライアントの言葉を受け止め、それを分かりやすく言い換えることを心がけました。
- 興味を持つこと:クライアントに本当に興味を持ち、その人の話に真摯に向き合うことが求められます。
イメージトレーニングは非常に効果的です。場所を選ばず、好きな時に行えるので、普段から「こうすればもっとよかったかな?」と振り返ることで実践力を養いました。
まとめ:試験は「落とすためのもの」ではない!
キャリアコンサルタントの国家試験は、合格率が高く、落とすことを目的にした試験ではありません。
自信を持って試験に挑みましょう。
自己効力感を高めることは、キャリアコンサルタントとして重要なスキルの一つです。養成講座で学んだことを、自分の試験対策に応用しましょう。試験対策のための時間と余裕があるなら、しっかりと準備して挑みましょう。
対策講座を受けたからといって、必ず合格できるわけではありません。むしろ、講座を受けただけで満足してしまわないよう注意が必要です。重要なのは、養成講座で何を学び、キャリアコンサルタントとして何を実践するかをしっかり考え、試験に臨むことです。
自信を持って試験に挑むことが成功のカギです。あなたの成功を応援しています!
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